前回はビルド設定とスキーマにより本番環境とテスト環境を数クリックで切り替えられる仕組みを説明しました。 今回はTestFlightによるアプリ配布と、Jenkinsを組み合わせてアプリ開発者以外でもアプリ配布ができるようになる仕組みの構築について説明します。 はじめに 背景と問題点 私がRettyで仕事を始めたとき、アプリを配布する仕組みは特になく、アプリの評価が必要になるたびに実機を借りてインストールを行い、評価をしていました。その後、会社のメンバーやインターンの数が増えてくるにしたがって、以下のような問題が出てきました。 評価を行うメンバーの全端末にそれぞれインストールするのが煩雑になってきた 開発者の数は増えたがiOS開発者は増えなかったため、インストール依頼の負荷がiOS開発者にかかるようになった 開発者の増加にともない開発環境が増え、ビルド設定とスキーマでカバーしきれなくなってい