画期的なデザインと機能から「銀パソ」ブームで一世を風靡したパソコン、ソニー・バイオさんが今月6日、東京通信工業医科大学病院(港区)で亡くなっていたことが分かった。 バイオさんは1996年生まれ。翌97年11月には青紫色と銀色を組み合わせたその斬新なデザインが大ヒット。「銀パソ」ブームを生み出した。またそのデザインと機能性はiPodの生みの親として知られる米アップル社の故スティーブ・ジョブズ氏にも大きな影響を与えたといわれている。 しかしバイオさんは09年頃から急激に体調が悪化。以降は東通医大への入退院を繰り返していた。院長が平井一夫氏に交代した12年以降は本格的な入院生活に入ったものの病状は回復せず、昨年からは人工呼吸器をつけた状態での延命治療が継続的に行われていた。 しかし1月末、平井院長ら医師団はこれ以上の延命は不可能と判断。今月6日、人工呼吸器を取り外し、間もなく死亡を確認した。遺体