2か月ぐらい前からだろうか、幻聴ということでもないが、ふとしたおりに、ベートーヴェン弦楽四重奏曲第14番(嬰ハ短調・作品131)のメロディが頭に浮かぶのである。不思議なことがあるものだなという感じで、じっと脳のなかに流れるを曲を静かに聴いていた。いや、静かでなくてもいい。喧噪のなかでも心を集中していくと、いわゆる音ではない音楽としてそれが聞こえるような感じがするのである。 天啓のようにやってきたというような神秘的なことではない。もう20年以上も前だが、このベートーヴェン弦楽四重奏曲第14番をなんども聞いていた時期があった。マッキントッシュのハイパーカードで音楽を学ぶというシリーズの第二弾がこの作品だったのだ。ちなみに、第一弾がモーツアルトの魔笛、第三弾はブラームスで、第四弾はなかったと記憶している。 ハイパーカードを説明するのも難儀な時代になったが、ようするに音楽を聴きながらリアルタイムに
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