南スーダンで国連のPKO=平和維持活動を行っている韓国軍の部隊が、現地の自衛隊からおよそ1万発の銃弾の提供を受けたことを巡って、韓国国内では日本が集団的自衛権の行使などに利用しようとしているという批判が高まっていて、韓国政府は日本に対して、政治的に問題が広がらないよう求めました。 韓国軍は特殊部隊70人を含むおよそ280人が、南スーダン東部ジョングレイ州の州都ボルでPKO活動に参加していますが、大統領を支持する部隊と前副大統領を支持する部隊の戦闘が韓国軍の駐屯地近くまで拡大していることから現地の陸上自衛隊に銃弾の提供を求め、1万発の提供を受けました。 韓国では、軍の見通しの甘さが韓国で反発の強い安倍政権の安全保障政策を後押しすることになったという批判とともに、日本が集団的自衛権の行使など政治的な問題に利用しようとしているという日本への批判も高まっています。 こうしたなか、韓国政府の高官は、