『フリーランスのための一生仕事に困らない本』(井ノ上陽一著、ダイヤモンド社)の著者は、総務省統計局に勤務する過程で「組織で死ぬまで働くこと」に疑問を持ち、税理士資格を所得して独立したという経歴の持ち主。結果、「自由になった」という思いとは裏腹に「仕事・時間・お金」に追われるだけの生活を続けるなか、大口顧客の契約解除をきっかけとして働き方を一新したのだといいます。 具体的にいえば、「不安から、目の前の仕事をこなす生活」から、「自分の強みが発揮できる仕事をつくり、それを伝えつつ、自分という商品を意識的に磨く生活」にシフトしたということ。そして、「自分のやりたい仕事が、無理なく継続的に入ってくる」という環境をつくり上げることに成功したのだとか。 私は税理士の本業とも言える「税務顧問業」をどんどん減らしています。(中略)その他の収入はすべて単発です。決して安定はしていませんが、あえてそうしています