韓国の首都ソウルの日本大使館周辺が“無法地帯”になっている。今月9日早朝、大使館正門にトラックが突入し、今年1月には火炎瓶が投げ込まれるなど、外国公館に対して政治的要求のために暴力を行使する「テロ行為」が相次いでいるのだ。ソウル駐在記者の間では「ここはシリアかアフガンか」と冗談にもならない言葉も飛び出しているが、韓国当局はといえば大使館前で毎週開かれる違法デモを放置し、「自分たちは正しいのだ」という意識を増長させている。日本相手なら何をしてもいいという「反日無罪」の思想を韓国社会に蔓延(まんえん)させることは、韓国人の対日観の悪化につながる結果を招いている。