「人間失格」「走れメロス」などを書いた文豪・太宰治の学生時代のノートが弘前大学のWebサイトに全文公開されています。旧制弘前高校(※弘前大学の前身。「高校」という名前ですが今でいう大学に近い)に入学した太宰が、2年次の「修身」の授業で使用したノートです。授業の内容を書き取るあいまに、落書きやサインの練習などが繰り広げられています。あっ……(察し)。 左にはお絵かき、右にはサイン ノートの後半には7ページにわたって自画像的なイラストが描かれています。「津島修治」という名前がいっぱいに書かれたページもありますが、これは太宰治の本名。 表紙にもサインがいっぱい 表紙、裏表紙にも書き込みがいっぱい。表紙にたくさん書かれている「辻島衆二」は、太宰治が高校時代に使っていたペンネームです。太宰治のノートだから貴重な資料になりますが、もし過去の自分のノートが公開されたらと考えてみると……つ、つらい……。