偉大であり続けるのは難しい──“ジョブズ後”のAppleは「光らなくなった」か 「沈みゆく帝国」著者語る(1/5 ページ) スティーブ・ジョブズ亡き後のAppleは偉大な企業でいられるか――約4年、200人以上に取材を重ねて“ジョブズ後”のAppleを描いた「沈みゆく帝国」(日経BP社、原題:Haunted Empire)がこのほど刊行され、著者で元ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)記者のケイン岩谷ゆかり氏が来日した。 岩谷氏はWSJでAppleを担当し、2009年にはジョブズ氏の肝臓移植をスクープしたことなどで知られる。「沈みゆく帝国」は今年3月に米国で出版され、Appleのティム・クックCEOが「私がこれまで読んできたAppleについての他の本と同様にナンセンス」などと公式コメントを出したほどのインパクトがあった。 このほどWSJ日本版編集長・小野由美子氏との対談イベントが行わ