本書は、プロダクトデザインを学ぶ人のためにさまざまな工業製品の製造手法を、豊富な図解と写真とともに解説する書籍です。紹介する技法は、ガラス吹きなどの伝統的な技術から、射出成形などの大量生産の基礎となった技術、さらにCNC切削加工やステレオリソグラフィ(光造形)などのデジタルファブリケーション技術まで多岐にわたります。各項目では、代表的なプロダクト、原価、加工速度、精度などが紹介され、リファレンスのように使用することも可能です。ものづくりの創造的なプロセスを知ることで、自分のイメージを形にする際のアイデアの素にしたいと考えるMakerにもおすすめします。日本語版は田中浩也氏が監修し、序文「『ものの読み書き』に向けて」を書き下ろしました。 序文(田中 浩也) はじめに プロセスの比較 1. 固体の切断 マシニング加工 コンピュータ数値制御(CNC)切削加工 電子ビーム切断(EBM) ろくろ加工