ウクライナ東部ドネツク(Donetsk)で、親露派が占拠したウクライナ国立銀行(中央銀行)の支店前で警戒に立つ親露派の戦闘員(2014年6月16日撮影、資料写真)。(c)AFP/DANIEL MIHAILESCU 【6月20日 AFP】北大西洋条約機構(NATO)は19日、ウクライナ国境付近から今月初めに撤退を開始していたロシア軍が、少なくとも数千人規模で部隊を増派したとみられると発表した。 訪英中のアナス・フォー・ラスムセン(Anders Fogh Rasmussen)NATO事務総長はロンドン(London)で「非常に遺憾な後退だと捉えている」と語り、「ロシアはウクライナへの介入強化という選択肢を残しているようだ」と指摘した。これに対しロシア側は口を固く閉ざしている。 NATOによるこの指摘の直前には米国も、ロシアからロケット発射装置や戦車までもが国境を越えウクライナの戦闘地帯に侵入し