ブラジル北部パラ(Para)州Mecicilandiaの農園で栽培されるカカオ(2012年5月31日撮影)。(c)AFP/Evaristo SA 【6月15日 AFP】ブラジル北部パラ(Para)州のアマゾン(Amazon)川流域に広がるジャングルの奥深くに、破壊された熱帯雨林を再生する「甘い特効薬」を作るチョコレート工場がある。 チョコレートの原料となるカカオ豆をはじめとする農産物は長年、アマゾンの森林破壊の要因となってきた。農民たちは土地を酷使しては、新たな農地を求めて未開の森を切り開いていったのだ。 だが、アマゾン横断道路(Trans-Amazonian Highway)沿いの町Medicilandiaの協同組合では、伐採地に植林して生物多様性を守ることでカカオ栽培を持続可能な産業として復活させる取り組みを進めている。「何十年もの間、アマゾン横断道路は環境破壊の主犯扱いだった。このイ