東京芸術大学の美術館で開催中の シャガール展を観てきました。 今年はいい展覧会が多いですね。いくたびに「これが今年最高かも!」と思います。 今年辺り開催のものは、多分リーマンショック前の企画なんだよね。だから“予算が潤沢です感”に溢れてます。 観ている途中から、「才能ってのは、努力や根性や技法や修練とは全く異なる次元にあるんだ。才能なき者はどんなに頑張ってもその領域に入ることはできない。努力した人にはまた別の称号や賞賛が贈られる。でも、それは才能ではないってことだなー」って痛感しました。 そこでは、芸術とはこういうものなのだと示されてるんです。 色彩、構図、線の運び。すべてが天才的。 少年の頃の彼は画学校に入りたかった。そこに自分の人生があると思ったからです。 でもやさしい母親は彼に言いました。 「ママはアナタに絵の才能があると信じているわ。でも、もしかすると、事務員という職業があなたには