里山資本主義…不思議、なんだか懐かしい響き。人間の価値をも金に換算するマネー資本主義から脱却して、自然と共に生きる本当の「豊かな暮らし」を勝ち取ろう!という話だ。 『土に根をおろし、風と共に生きよう。種と共に冬を越え、鳥と共に春を歌おう。』どんなに恐ろしい武器を持っても、沢山のかわいそうなロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ!(宮崎駿監督 天空の城ラピュタより) 現在のマネー資本主義という仕組みの上では、人々は常に根源的な不安を抱いている。「金がなくなる=すべてを失う」ことであり、市場を介して金銭を得ることでしか生活するすべはない。このような資本主義が行き詰まっていて、みんな安心できないからこそ、短期的な利害だけで政策を考えたり、競争に勝ち残るしかないと声を張り上げたり、鬱になって自殺したりする。 しかし、金がなくても食べるものとエネルギーさえあれば、ものすごく便利とはいかな