ヤマハは10月23日、組み込み用VOCALOID「eVocaloid」に対応した“歌える”音源LSI「NSX-1」(YMW820)のサンプル出荷を始めた。アコースティック楽器音色の発音も可能で、「歌って、奏でる、次世代音源」としている。 NSX-1をJavaScriptで制御するためのライブラリをオープンソースで公開するなど、応用製品・アプリの普及にも力を入れる。サンプル価格は2000円。 組み込み向けの「eVocaloid」を搭載する。歌声合成に必要なデータベース容量の削減や、少ない処理量で歌声を合成する方式の採用などで、極めて少ない遅延で歌声を合成するという。音声ライブラリは、「VY1」をもとに開発した専用の「eVY1」。力強く伸びのあるロングトーンの歌声になるとしている。 General MIDI(GM、128音色+1ドラムキット)のほか、高品質なアコースティック楽器音の再生にも対応
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