東京・永田町の首相官邸前では25日夜、約200人が「後藤さんを見殺しにするな」「後藤さんの命を救え」とシュプレヒコールをあげた。「許すな! 憲法改悪・市民連絡会」事務局の高田健さん(70)らが25日正午前、ツイッターで呼び掛けた。高田さんによると、大阪府から駆けつけた女性もいた。 「I AM KENJI」のプラカードを掲げた横浜市のアルバイト、佐藤真左美さん(55)は「後藤さんを守って、と安倍政権に言いに来た」。東京都目黒区の会社員女性(35)は「自己責任と他人事のように言う人がいる。政府はそんな考えを持たずに交渉してほしい」と話した。 パレスチナ難民の子どもの支援活動をしている東京都板橋区の主婦岡本彰子さん(54)は、安倍政権に対し「テロに屈しないという主張は一度抑え、人命第一で交渉しないといけない」と求めた。