日本の文化財保護法には、“国宝”という制度がある。数ある文化財の中でも、特に価値の高いモノが指定される、とても貴重な存在だ。 先月、新たな国宝建造物が誕生した。その最新の国宝は、鑁阿寺(ばんなじ)というお寺の本堂。室町幕府を開いた足利尊氏で有名な、足利氏のかつての館の跡に建つ、鎌倉時代の建物だ。 1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー) 前の記事:富士山最大の火口、宝永火口を見に行った > 個人サイト 閑古鳥旅行社 Twitter 征夷大将軍まで上り詰めた足利尊氏でおなじみの足利氏。幕府を開いたのは京都の北小路室町だが、その本拠