兵庫県警尼崎北署は25日、韓国から不法入国したとして入管難民法違反(旅券不携帯)容疑で同日逮捕した県内の男性(25)が韓国人ではなく日本人だったことがわかり、即日釈放したと発表した。男性は約2時間拘束された。男性の身元が当初不明で、片言の日本語で「コンテナに入って韓国から来た」と供述したため逮捕したという。 同署によると、25日午前2時50分ごろ、尼崎市内のスナックから「無銭飲食の男性客がいる」と110番があった。駆けつけた署員が3人連れの客に事情を聴くと、1人が身分を証明できるものを持っていなかった。この男性は「父は日本人、母は韓国人。韓国からフェリーのコンテナに入って日本に来た」などと片言の日本語で話したという。 署員は不法入国の疑いがあると判断。午前7時半ごろから男性に任意同行を求めて事情聴取したが、身元を特定できないまま、同8時20分に逮捕。直後に男性が「実は日本人です。嘘をつ