宇多田ヒカル楽曲が今もなお愛されている理由とは、日本人の美意識に通じる「間」の存在 MusicVoice 12月20日(土)9時26分配信 宇多田ヒカルのデビュー15周年を記念したソングカバーアルバム『宇多田ヒカルのうた−13組の音楽家による13の解釈について−』が去る9日に発売された。井上陽水や椎名林檎、浜崎あゆみなど日本の音楽シーンに名を馳せるトップミュージシャンが、宇多田ヒカルの楽曲を独自の解釈で歌い上げた。まさにミュージシャンがミュージシャンを再評価するアルバムと言っても良いだろう。 1998年、彗星の如く現れた宇多田ヒカル。彼女の登場はそれまでの音楽シーンの流行を180度変えるぐらいのインパクトがあった。そして今もなお変わらずに影響を与え続けている。なぜ彼女の音楽は世代を超えて愛され続けているのか。 ジャンルに捉われることなく感情を自由自在に表現できる音楽力が前提にある。その