今月14日(金)、米コネチカット州ニュータウンの小学校で起きた銃乱射事件は、26人が射殺、うち20人は6、7歳という銃犯罪が多いアメリカにおいても前例のない悲惨なものとなった。 犯人は乱射現場で自殺したものの、事件はこれで終わりではない。現場にいた多くの生徒たち、また被害者の遺族、関係者らの心には大きな傷が残り、当分消えそうにもない。 少しでも心傷ついた人々の励みになればと、イリノイ州に拠点を置くルーテル教会K-9教区のボランティア団体が、10匹のゴールデンレトリバーを連れてニュータウンへとやってきた。これらのゴールデンレトリバーは、人の心を癒すために訓練されたセラピードッグだ。 今だ悲劇の渦中にある遺族や、事件に巻き込まれた子どもたちは、無言の中そっと犬の頭を撫でた。犬たちは人々の心の傷を共有するかのようにただじっと座り、その体を差し出した。 この教会に所属するセラピードッグは現在6種6