東芝は10月6日、電子書籍端末の製造・販売から年内に撤退するという一部報道について「そのような事実はなく、端末の生産も配信サービスも続けていく」(広報)とコメントした。 読売新聞が同日付けで、同社が「電子書籍専用端末の製造・販売を今年中に終了する方針」と報道。同社幹部が「スマートフォンなど電子書籍を楽しめる端末が増え、単独で事業を続けるメリットがなくなった」と述べたという。 同社は2011年に電子書籍ストア「ブックプレイス」を開設(後にBookLive!に統合)し、12年1月に専用端末「BookPlace DB50」を発売。昨年4月には新ストア「ブックプレイス クラウドイノベーション」を開設、音声読み上げに対応した電子書籍端末「ブックプレイス モノ」を発売した。 関連記事 東芝が新電子書籍ストア リアル書店と連携、スマホ&専用端末に対応 電子書籍配信サービス「ブックプレイス クラウドイノベ