巨大な男根をかたどったお神輿が、人々のかけ声に包まれながら町中を進んでいく。なんともシュールなこの光景は、4月7日に開催された、若宮八幡宮・金山神社(神奈川県川崎市)の奇祭「かなまら祭」の様子。 金山神社は性と鍛冶の神様「かなまら様」を祀る神社。子孫繁栄(子授け)・安産・夫婦和合・縁結び・商売繁盛を願って、毎年4月の第1日曜日に「かなまら祭」を開催している。 祭の起源は江戸時代にまでさかのぼる。元々は川崎宿の飯盛女(めしもりおんな)たちが行っていた願かけが最初で、それが昭和60年代になるとエイズ除けの祭として国際的にも広く知られるようになった。ユニークなお神輿や出店アイテムも見どころで、現在は国外からも多くの観光客が押し寄せているそうだ。 川崎市の若宮八幡宮。右は境内にある金山神社・本殿 脇の歩道では、金山神社の旗が風になびく 「毎年必ずお祭りの日は晴れるのです。かなまら様のお力はすごいで
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