ギリシャ国旗の上に置かれた1ユーロ硬貨と、それを取り囲む人形(2012年8月24日撮影、資料写真)。(c)AFP/PHILIPPE HUGUEN 【8月27日 AFP】債務危機に陥ったギリシャに対する財政再建圧力が高まる欧州で、冷戦時代の東西分断を彷彿(ほうふつ)とさせる「南北分断」が起きつつある――。欧州各国の高官が前週、相次いでこのような見解を示し警鐘を鳴らした。 エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト3国とドイツの4か国外相は23日、ラトビアの首都リガ(Riga)での4者協議に先立ち共同声明を発表。「ベルリンの壁(Berlin Wall)崩壊から20年を経て、われわれの大陸は再び分断の危機にさらされている。今度は北と南の分断だ」と述べた。 これに先立ってフィンランドのアレクサンデル・ストゥッブ(Alexander Stubb)欧州相も、同じ懸念を表明している。ストゥッブ氏はスウェー