歯の健康のために歯磨きが大切であることは周知の事実。磨き方や一日に磨く回数などに気を使っている方は多いと思うが、 “磨くタイミング” を意識しているという方はどれくらいいるだろうか。 実はいま、歯磨きをするタイミングの重要性が指摘されている。というのも、食後すぐの歯磨きは歯に深刻なダメージを与えることが最新の研究で判明したのだ。 米シカゴに本部を置く総合歯科学会(AGD)は、実験によりこれを明らかにした。歯の外側にはエナメル質があり、その内側には象牙質(デンティン)と呼ばれるエナメル質よりも柔らかく虫歯が進行しやすい層がある。実験では、この象牙質のサンプルを被験者たちの口内に装着し、それぞれ異なったタイミングで歯磨きを行ってその腐食度合いを観察した。 すると、食後30分経たずに歯を磨いた被験者の口内では、象牙質の腐食が確認された。さらに、20分以内に磨いた被験者では腐食具合は著しく増してい
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