64のマリオってのはすごかった。新機種を担う任天堂の全力投球だった。 今日指摘したいのは、マリオの動きをジュゲムが撮影している、という構造がすごいという点だ。 すなわちゲームで描かれる世界が誰の視点のものか? という問題へのエクスキューズとしてジュゲムがある。 ジュゲムが撮影していることで、なぜ私たちはマリオを見ることができるのか? という問題を(ゲームの上ではあるが)見事に解決させている。 かつてファミコン時代、私たちはマリオを横から俯瞰して眺めていた。 マリオは左から右へ進んでいく。よく指摘されることだがこれは実は冷静に考えておかしい。 マリオはクリボーをジャンプすることでしかかわせない。横にかわせない。 そして、そんな構成を私たちは横から見ている。 プレイは勿論快適にできるが、視線の問題は現実的ではない。ゲーム的な表現で言うとリアリティがない。 3Dへのあこがれがゲームの進化とともに
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