» 見直されるマジックマッシュルーム、医療現場での活用も / バッドトリップせず超越体験できる適量を研究者が解明 特集 日本では2002年に非合法となったマジックマッシュルーム。最近の研究で、その幻覚成分である「シロシビン」が見直されているという。 シロシビンの適量摂取は多幸感や充足感をもたらすことで知られる。宇宙や他者との一体感、時空の超越、しがらみからの脱却、神聖感などを伴うトリップ状態は、しばしば「超越体験」と表現される。古代メキシコなどでは、シャーマンが神託を得るためマジックマッシュルームを食べていたそうだ。 しかしシロシビンは多量に摂取すると恐怖やパニック、嘔吐や腹痛、不快な幻覚など、いわゆる「バッド・トリップ」を引き起こす。今回ジョンズ・ホプキンス大学の研究者らが、バッド・トリップなしで穏やかな超越体験を達成する適量を突き止めたという。 行動生物学教授のグリフィス氏らが行った実