ロックバンドのコンサートで頭を激しく振ったドイツの男性(50)が、硬膜下血腫と診断されていたことがわかった。音楽に合わせて頭を振る動作が原因の診断例は初めてという。ドイツのハノーファー医大が、英医学誌ランセット(電子版)に発表した。 論文によると、男性は英国のヘビーメタルバンド「モーターヘッド」のコンサートに参加。約2週間後から頭痛がひどくなり、2013年1月にハノーファー医大を受診。CT検査で頭部右側に硬膜下血腫が確認された。手術で血腫を取り除き、約2カ月後に回復した。 硬膜下血腫は、頭部をぶつけたときなどに脳内で出血して起きることが多いが、男性は頭部をぶつけておらず、コンサートで音楽に合わせて頭を激しく振り続けたことで、脳を覆う膜と脳の間で出血したとみられる。この動作によるけがは、むち打ちや首の骨の損傷などが報告されているが、硬膜下血腫は初めてという。 モーターヘッドは、激しいリズムが
![ロックコンサート、頭ふりすぎ脳内出血 ドイツの男性:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cc75236c92e4852c9140bd28b47d4ada1c8b596a/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20140709001221_commL.jpg)