ドラマ「半沢直樹」では、銀行マンの実態が面白く語られていたが、みずほ銀行事件は「事実は小説より奇なり」ともいうべき展開だ。 ドラマ中の「東京中央銀行」は「産業中央銀行」と「東京第一銀行」の合併銀行だが、みずほ銀行は、日本興業銀行、富士銀行、第一勧業銀行の合併銀行だ。 当初は「旧第一勧業銀行グループの不祥事」という印象 筆者がかつて在籍したこともある総務省も、旧自治省、旧郵政省、旧行政管理庁が集まった省庁で、大臣秘書官も3つの出身母体から、人事課は事実上3つあって、意思疎通をするのにも大変だったが、旧自治省が大きかったので、実際上はそれほど困らなかった。 しかし、みずほ銀行は、ほぼ対等な3銀行でスリートップだ。それをみずほ銀行とみずほコーポレート銀行という2つの銀行で回していくという曲芸のような金融機関だ。この(2013年)7月から、みずほコーポレート銀行が旧みずほ銀行を吸収合併し、みずほ銀
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