オープンソフトウェアにはじまったオープン化の流れは、コンテンツ、ハードウェアを経て、いま「デザイン」にまで及んでいます。本書は、主にプロダクトデザイン分野を対象に、この「オープンデザイン」という考え方について、さまざまな筆者による論考や事例の紹介などを通じて解説する書籍です。インターネットを通じたデータの共有や、ダウンロードしたデータを手元で実体化できるデジタルファブリケーション技術などによって、かつてないほどデザインの共有、改良、製作が容易になっています。そのような背景をもとに、デザインという行為、そしてデザイナーという職業がどう変化すべきなのか、について考えます。日本語版では、翻訳チームによる論考と事例の追加などのアップデートを行いました。 日本語版の刊行にあたって―ハッカーマインドとデザインカルチャーの交差点から/田中 浩也 はじめに/Bas van Abel、Lucas Evers
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