抽象的な問題をよりうまく扱いたいなら、立ち上がって考えてみましょう。逆に、気合いを入れて現実的な問題に取り組みたいなら、腰を下ろすと良いそうです。物の見方や問題への取り組み方は、その人のいる空間上の位置に影響を受けていることが、一連の研究を通じてわかってきました。取り組んでいる問題の種類によっては、立っているほうが良いこともあり、座っているほうが良いこともあります。また、建物の高層階または低層階に移動しても、同様の効果が得られるそうです。専門誌「Journal of Marketing Research」に発表されたPankaj Aggarwal博士とMin Zhao博士の研究では、被験者は物理的に高い位置にいる時ほど、または単にそう思い込んでいただけでも、問題に対してより大局的な見方をする傾向があると判明しました。 それとは逆に、座っている時や、建物の低層階にいる時、または低い位置にいる