マツダが24日に発表した2016年3月期の業績見通しは、売上高が前期比7%増の3兆2500億円、本業の儲けを示す営業利益は4%増の2100億円となる。営業利益は3期連続で過去最高を更新する見通し。当期純利益は12%減の1400億円となる見通しだが、3期連続好業績が続いたことで繰り越し欠損金がなくなったため、法人税率が24%から32%になることなどが響いた。配当は3倍の30円に引き上げる予定。 同日発表した2015年3月期決算でも、売上高は13%増の3兆339億円、営業利益は11%増の2029億円、当期純利益は17%増の1588億円で、営業利益、当期純利益ともに2年連続で過去最高を更新した。 1ドル80円台でも収益が出る マツダの復活の要因は、「商品力向上」に尽きる。世界のお客が欲しいと思うような斬新な車を、低コストで生産できるようになったからである。「モノ造り革新」と呼ばれる新たな手法によ