オリンピック・ロゴ問題や漫画のアイデア盗用やトレース疑惑など、「パクリ問題」が世の中から尽きることはありません。映画でもパクリ問題は常に取り沙汰されています。それら映画におけるパクリ問題についてまとめてみます。 オマージュとパロディ 「パクリ」と混同されることの多い「オマージュ」と「パロディ」ですが、それぞれ明確な方向性を持っており、「パクリ」とは決定的な違いがあります。 タランティーノとオマージュ クエンティン・タランティーノの代表作『キルビル』が多くの映画的記憶の断片で構成されていることは良く知られています。日本の特撮や空手映画、中国のカンフー/武狭映画、イタリアのマカロニ・ウェスタンやジャッロ映画などなど、世界各国のジャンル映画が取り上げられています。 それらは「オマージュ」とされています。訳すと「敬意、賛辞」なので、「好き過ぎなのでマネさせてもらいました!」という意味になるでしょう
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