『年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学』(エンリコ・モレッティ著、池村千秋訳、安田洋祐解説)というタイトル(原題:THE NEW GEOGRAPHY OF JOBS)には、ドキッとしてしまうようなインパクトがあります。しかしここには、アメリカ社会における雇用の実情、そして将来的なあり方がわかりやすいかたちで示されています。 カリフォルニア大学バークレー校経済学部教授である著者は、イタリア出身の経済学者。労働経済学、都市経済学、地域経済学が専門で、現実のデータを用いた実証研究のスペシャリストとして知られているそうです。そして、教育や人的資本の蓄積が生産性や犯罪などに与える影響を明らかにした研究によって、大きな評価を得ているのだとか。そんな立場から本書で訴えているのは、21世紀におけるイノベーションの重要性と人、そして場所の関係性です。 20世紀において繁栄を手中に収
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