金融庁は、保育所に子どもが入れない待機児童問題の解消につなげるため、都市部の駅前などに多くの不動産を持つ保険会社が保育所を運営できるよう規制を緩和することを決めました。 金融庁の金融審議会は、17日の会合で、少子高齢化の時代に対応した新しいサービスとして、保険会社が保育所を運営できるようにすることなどを盛り込んだ、報告書の素案をまとめました。 保険会社は、保険金の支払いを万全にするため、参入できる事業が法律で制限されていますが、都市部の駅前など通勤に便利な場所に多くの不動産を所有する保険会社が保育所事業に参入すれば、働く親たちの大きな支援になるとして、規制を緩和することにしたものです。 また、保険会社が、保険金の支払いの代わりに介護や葬儀などのサービスを提供することも認められることになりました。 事前に契約しておけば、介護施設に入居する費用や葬儀費を、保険会社が提携会社を通じて支払う新しい