1971年にシアトルで開業した当時は、ありふれたコーヒー焙煎の会社だったスターバックス。それから数十年でコーヒーチェーンとして劇的な成長を遂げたのは周知の通りだ。21世紀に入るとプレミアムコーヒーのトップブランドとしての地位を確立し、世界40ヶ国超に1万5000店以上出店するなど急拡大してきた。日本には96年に進出すると店内を全面禁煙にした経営スタイルが話題を呼び、女性層を中心に評価され、国内のカフェブームの火付け役となった。店舗も2009年3月期で816店まで増えている。 急成長を続けてきたスターバックスだが、しかし近年ではその成長に陰りが見えはじめている。米スターバックスが昨年11月に発表した7-9月期(08年9月期の第4四半期)決算は97%の減益と急ブレーキ。同社は海外出店計画を縮小する方針としたほか、09年9月期の業績についても悲観的な見通しを示している。また日本で上場しているス