マケドニアの首都スコピエで、議会へのデモ隊乱入で負傷した野党・社会民主同盟(SDSM)のゾラン・ザエフ党首(2017年4月27日撮影)。(c)AFP 【4月28日 AFP】(更新)旧ユーゴスラビアのマケドニアの議会で27日、少数派のアルバニア系議員が議長に選出され、これに抗議するマケドニア系住民のデモ隊100人ほどが議事堂内に乱入して、野党党首を含む複数の議員ら100人余りが負傷する騒ぎとなった。デモ隊は警察が数時間かけて排除したが、その後も議事堂の外で2000~3000人が抗議を続けた。 地元メディアによると、騒ぎが起きたのは最大野党・社会民主同盟(SDSM)とマケドニア系の複数政党が採決を強行してマケドニア系のタラト・ジャフェリ(Talat Xhaferi)議員を新議長に選出した後だという。 SDSMと対立する右派の前与党・マケドニア民主党連合(VMRO-DPMNE)の支持者ら約100