LDH(旧ライブドア)が、ポータル(玄関)サイトを手がける中核企業のライブドアを、韓国インターネット最大手NHNに売却することで最終調整に入ったことが2日、分かった。 売却額は約80億円と見られ、4月中旬にも正式決定する見通しだ。 NHNは、韓国の検索サイトで6割のシェア(市場占有率)を持つほか、日本でも人気のオンラインゲームサイト「ハンゲーム」を展開している。ライブドアの買収により、日本のネット市場への本格進出の足がかりを確保するとともに、ブログ(簡易型日記サイト)に強みを持つライブドアのノウハウを取り込む狙いもあるとみられる。 一方、検索に強みを持つNHNの本格参入が実現すれば、ヤフーとグーグルの2強が圧倒的なシェアを持つ国内ポータルサイトの勢力図に、影響を与える可能性もありそうだ。 LDHは、ライブドア売却で最大44社あった子会社の整理をほぼ終え、当面は投資家などとの損害賠償