2020年7月24日に国立競技場で行われる東京五輪の開会式の象徴的な演出として、日本のアニメを活用した「休戦」のメッセージを打ち出す計画があることが31日、複数の関係者への取材で分かった。国際情勢の先行きが不透明な中、世界中の多様な人々が歩み寄る「共生」の理念を式典の中心テーマに据え、五輪がスポーツを通じて目指す平和の精神を、分かりやすくアピールする狙いがある。 開会式の演出は極秘事項。日本のアニメは海外でも広く知られており、普段は敵対するキャラクターが手を取り合うといった演出で、大会中の武力紛争を控えるよう呼び掛けることが検討されている。