[リオデジャネイロ 17日 ロイター] ブラジルのリオデジャネイロの病院で、建設作業員の頭蓋骨を貫通した鉄製の棒を取り除く外科手術が行われ、無事に成功したことが分かった。 患者は24歳のエデュアルド・レイテさん。15日の作業中に上から落ちてきた2メートルの棒が頭に突き刺さり、リオデジャネイロのミゲル・クート病院に運ばれていた。 手術は5時間に及んだが、担当した医師によると、レイテさんの術後は良好で、すでに手足も動かし、食事も口にしている。 頭の後ろから刺さった鉄の棒は脳も貫通し、両目の間から飛び出していた状態だったが、病院に運ばれてきた時もレイテさんは会話ができるほど意識があったという。両目の視力も失われておらず、医師は「奇跡と言うしかない」と語っている。 鉄の棒は重さ300キロで、建設中のビルの5階部分から落下したという。 *本文中の誤字を訂正して再送します。