漫画「マジンガーZ」を勝手に使った絵画を展示するなどし著作権を侵害されたとして、漫画家の永井豪さんとプロダクションが27日、展覧会を共同開催したJR東日本(東京)と財団法人東日本鉄道文化財団(同)に、計2000万円の損害賠償などを求める訴訟を東京地裁に起こした。 訴状によると、JR東日本などは2-3月、東京駅で32人が描いた山の絵を集めた展覧会を開催。頭に少女を載せたマジンガーZが描かれている作品「散策する奈緒子-八甲田遠望」を展示したほか、事前にこの絵を使ったポスターやチラシを配布するなどした。 永井さん側は「マジンガーZは鋼鉄製の巨大戦闘ロボットで、重厚な威厳が欠かせない」とし「単純なレバー操作で操縦する幼い女児が描き込まれているこの絵は、マジンガーZの力強いイメージを著しくおとしめる」と主張している。