「忍者の里」をアピールする黒と赤の忍者衣装姿の新人職員ら=大阪市中央区の近鉄大阪難波駅改札前 「忍者の里」で知られる三重県伊賀市の観光をPRしようと7日、採用されたばかりの同市の新人職員が、忍者装束姿で近鉄大阪難波駅の改札前でチラシを配った。 同市で来月5日まで開催しているイベント「伊賀上野NINJAフェスタ」を売り込む狙い。「市職員としての自覚を育てる」ため、新人研修の一環として実施した。7人の新人職員はそれぞれ、黒と赤の衣装を着込み、電車を乗り継いで同駅へ来た。 「車内では宣伝は控えて」と近鉄側から要望があったため上着だけは羽織ったが、それでも車内で外国人観光客に「ニンジャ」と呼ばれ、思わず恥ずかしがる場面も。しかし、本番は一転。先輩の厳しい視線を前に、通行人に積極的に声をかけ、すばやくチラシを渡していた。新人らは「これからも忍の一文字で頑張ります」と話していた。(丸山ひかり)