2010年01月24日18:19 カテゴリ政治 小沢疑惑は、昭和の懐メロ。 バラク・オバマが大統領になれたのは、6億ドルを超える圧倒的な集金力ゆえ。日本円でいえば、550億円ぐらいでしょうか。それを考えると小沢一郎さんの事務所をめぐる4億円の話は、いかにも額が小さい。しょぼい事件に対して、ただ騒ぎだけが大きく、ほんとうに日本は大丈夫か?と、そちらの方が気になってしまいます。 新聞の記事をなぞって田中角栄の残像と重ね合わせる人も多いですが、私はそうは思わない。むしろロッキード事件に比べると、遥かにスケール感が小さい。当時は、日航を追いあげようとする全日空の暗躍とか、アメリカの巨大な製造業と組んだ商社の暗闘といったダイナミックな背景がありましたが、いまは苦境にあえぐ建設や土木の業界が登場するばかり。逮捕された石川さんも県庁や地銀あたりに勤めていそうな普通の人ですから、妖怪のような生々しい迫力が