破産手続きが進められていることについて会見する渡辺義彦氏(左)と民主党大阪府連の尾立源幸代表代行=12日午後、大阪市天王寺区、新井義顕撮影 衆院選比例近畿ブロックで初当選し、破産手続きを進めていることが明らかになった民主党の渡辺義彦氏(53)が12日、大阪市内で記者会見を開いた。渡辺氏は「(破産について)公示前に党本部に説明していなかった。話せばマイナス材料になるという判断はあった」と話した。進退については「現時点では議員を辞める考えはない」と述べた。 渡辺氏は「負債総額は約1億4千万円で、父の債務や知人の会社の連帯保証が原因だ」と説明。07年4月に心臓の病気を患い、仕事ができなくなったのがきっかけで今年3月に自己破産を決め、近く免責手続きが終わるという。病気は治療し、「今は日常生活に問題ない」と話している。 渡辺氏によると、公示直前の8月13日に党本部から比例候補の要請があった。す