角川ビーンズ文庫刊行の作家・葵ゆう氏のライトノベル『ユヴェール学園諜報科』に他作品からの流用が発覚し、葵氏がこの事実を認め作品が出荷停止、絶版、回収となることが5日、わかった。角川書店が同日付の公式ホームページで発表したもので、「他作品からの表現の一部流用が複数箇所認められました」と流用を認め、「本作をご愛読いただいた読者の皆様、書店及び販売会社の皆様、他関係者の皆様に多大なご迷惑とご不快な思いをお掛けしました。大変申し訳ございません」と謝罪している。今年6月には、同じ角川グループホールディングス傘下のアスキー・メディアワークス電撃文庫刊行の『俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長』も他作品からの流用で回収となっており、角川グループ内で1ヵ月以内に2度目となる盗作によるライトノベル回収騒ぎとなった。 『ユヴェール学園諜報科』は、天涯孤独の少年・アルベルトが公爵家の次期当主であるヴァルターと出会った