雑感自分のウエブログのタイトルは「煩悩是道場」と言います。これは煩悩という事を消し去ろう、という考えではなく、むしろ煩悩を肯定し、向き合う事で煩悩をこそ自己研鑽の道場である、という思想に立脚した思想なのですが、これが実は松永さんの思想と真っ向からぶつかっていたのだ、という事に気付いた、というお話。気付いたきっかけこのエントリを書く動機になったのは二つの記事を読んだからです。本論に入る前に簡単に二つの記事に対して現時点での感想を交えて書いておきたい、と思います。 一つめ。私が松永さんに感じた違和感、それは「当事者性を感じない」という後ろめたさの欠如にあります。当時教団に在籍して、もしかしたら自分がやっていたかもしれない犯罪に対し、あまりに無自覚ではないか、と。そうした点についてもうちょっとインタビューで松永さんの考えを聞きたかったのですが、残念ながらそのような内容は読み取る事は出来ませんでし
そうやって、視点を我らよりも30cm上に置き、無難に普遍化することはた易い。そうした意味でこのR30という希代のブロガーが今までしてきたことは、絶え間ない「趣味による」普遍化の重層的な繰り返しであったとも言える。 民主党懇談会でほとんど一言の発言もなく速記に集中し、誰よりも早くその特報エントリーを速報アップした上で、ブロガーの「はしゃぎすぎ」を500マイル離れたところから1人侮って見せた彼は、その同じ筆によって、今回は2ケ月もの長きにわたって、この問題の問題点に対して沈黙した末に、極めて恐るべき、そして優秀なオーマー「松永英明」を、我ら日本人の「普遍の問題」として捉え、「趣味として」そして「仏教徒として」、この事件をこともあろうに、アジアと日本の問題にメタ昇華して、今後も華麗なるアルファブロガー人生を続けていこうとしているのである。 泥水に一瞬身を浸すと見せて、鮮やかにタオルで身を拭い、「
それはそれとしてまず、松永さんに私は心よりお詫びする。私は、松永さんを誤解していた。私は、松永さんは心から「オウムの世界」から脱却することを必死に望んでいるのであり、それをとりまく社会の偏見や無理解と闘おうとしているのだと思っていた。であれば、そのために彼ができることは全てすべきだと考え、居丈高な調子で「脱会届の提出」を説いた。今この長いインタビューを読んで、私は自分が根本から間違っていたと認めざるを得ない。実はその思いは少し前からあった。それを初めて深く考えさせられたのは、数日前の極東ブログのこのエントリーである。 本人はアレフは退会していると言いたいようではある。では、退会とは何かなのだが、アレフの規定では退会届けを出せばいいらしい。では、彼も退会届けを出せば「形」が付くじゃないかと私などは考える。が、彼は、そういうことは意味がないんだ、まるでわかってないと言いたいようでもあり、おそら
ブログでいうところのネタにもならないのかもしれないが、最近ときおり考えることがあるので、書いて「形」にしてみたい。話は、形と実態ということだが、哲学的なことではない。卑近な話に近い。 ブログのある種濃い層ではこのところ話題だった、某有名ブロガーがアレフの信者だった話だが、と「某有名ブロガー」なんて書く必要もないのだが彼自身に焦点を当てたいわけでもないので仮にそうしておく。 この話、アレフの信者だったことを内緒にしてブログ活動をしていたが、アレフの信者であることがバレた、ということなのか、改めて考えるとよくわからない。というのは、アレフの信者であるばそれを明言することがブログ活動の条件になるわけでもないからだ。もっとも、今回の問題は、実際にはそういうことではなく、現実の政治に関係があり、そのあたりでいろいろブロガーが考えなくていけないことがあった。なので、どういうふうに問題を設定するかという
元オウム信者、松永さんによるサリン事件についての回顧。正直な気持ちが書かれているように見える。興味深い。 オウム/アレフの物語 - オウム・アレフ(アーレフ)の物語 - サリン事件のとき オウムはサリンをまいた。違法行為を行った者、そして違法行為が行われていることを認識しつつも、口をつぐんでいた者には責任があるだろう。じゃ、末端のオウム信者たちはどうか。彼らに、責任はあるんだろうか。 ライブドアは証券取引法違反をした。違法行為を行った者、そして違法行為が行われていることを認識しつつも、口をつぐんでいた者には責任があるだろう。じゃ、末端のライブドア社員はどうか。彼らに、責任はあるんだろうか。 私には、前者には罪があり、後者には罪がないように感じる。じゃ、その違いは一体どこにあるんだろう? 私には、正直良くわからない。 アーレフは麻原の写真や、説法を基にした活動を今も続けているという話を聞く。
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
http://www.sv15.com/diary/matunaga.htm ことの経緯は、↑を読んでいただければだいたいお分かりいただけると思うのですが(まあ、考えてみれば、まったく今までこの件に興味がない人にたいして「おわかりいただく」必要なんてないのかもしれないけど)、超有名アルファブロガーである松永さんが元オウム信者であり、オウム真理教の広報活動に一役(どころじゃないか)かっていた人であったということで、ブログ界の一部に激震が走っています。で、このことについて、このことが明らかになってから少し時間が経って、僕が今考えていることをつらつら書いていこうと思います。 僕は「絵文録ことのは」をよく読んでいたけれど、実際のところは、「話題になった記事はほとんど欠かさずに」という感じでした。「ことのは」は、けっこう長い文章であることが多かったので、全部読むのはけっこう大変だったしね。 松永さん
GripBlogが非常に残念な結果になってきている。正直心中穏やかではないが、下記にいただいた同様の指摘が友人からもあったのでお答えしようと思う。したがってこの記事はJunさん一人に答えるものではない。(もちろんこうしたコメントを出してくる人たちが悪意ではなく「独立した善意の」言論者であるという大前提のもとに、である。) >私は多分BigBangさんの主張は理解できます。 >しかし、なんでこんな騒ぎを起こすのかが理解できません。 >泉さんか松永さんに連絡を取る方策は、本当に全て尽くしたのでしょうか。これで泉さんの人生はかなりの方向修正を迫られるでしょう。このような騒ぎに発展することが予想出来なかったという事もないでしょう。 >にも関わらず敢えて踏み切る理由がわかりません。オウム事件は確かに大事だと私も認識しています。しかし、とりあえずは終わったオウム事件より大事な問題が世の中には腐るほど転
この場合の「社会」とは、何かそういう抽象的な塊があるのではない。「社会」とは無数のあなたの集合であり、私の集合である。あなたの父の集合であり母の集合である。あなたの恋人の集合であり、あなたの兄弟姉妹の集合である。 11年前、その「社会」に対して「ある団体」は凶刃を振るった。 1989年11月に起きた坂本堤弁護士一家失踪事件や1994年6月に起きた松本サリン事件、1995年2月28日に起きた目黒公証人役場の仮谷清志さん拉致監禁事件。・・・・1995年3月に、警察の全国教団施設の一斉捜査の内部情報を入手した松本(麻原)は、警察の目を逸らす為に東京で大事件を起こす事を思い付き、地下鉄サリン事件を起こしたとされている。(Wikipediaより) 1995年3月20日午前8時ごろ、東京都内の営団地下鉄(現:東京メトロ)丸ノ内線、日比谷線で各2編成、千代田線で1編成、計5編成の地下鉄車内で、化学兵器と
それは今日のように、3月にしては肌寒い朝だった。私は10時からの会合に出るために外出の支度をしていた。ついていたテレビが急に変わり、そこには、地下鉄の入り口に横たえられた人と、ハンカチで顔を抑えてうずくまり嘔吐する人と、叫ぶレポーターと、銀色の救急隊員と、回り続ける赤色灯が映し出されていた。「これは日本か?」 出かけた会合では、本題よりも地下鉄のあの事件の話でもちきりになってしまった。週刊誌で「松本」の事件について読んでいた私は、あれはオウムよ、と話した記憶がある。 1995年はひどい年だった。1月には成人の日を含む連休翌日の明け方に神戸で大震災が起きていた。まだ暗い時間、家でも少なからず揺れを感じ、居間に下りていってテレビをつけた。大きく倒れた高速道路、火の手の上がった街をテレビが映せたのは、もう朝も明けきった頃だった。「これは日本?」 11年がたった。教祖は拘禁による精神障害と伝えられ
松永英明氏がオウム真理教の元幹部であったという事実が明らかになった。 このことについて、いろいろな意見が出ているが、僕は他の人とは少し視点が違う。僕は松永氏よりもその周辺、殊に株式会社はてなが企業としてどのようにこの問題に向き合っていくべきかが重要だと思うのである。 なぜ株式会社はてながこの問題に対応すべきなのか。理由は至極簡単である。松永氏は「はてなの本」など、はてな関連の本の執筆に関わっている。そのなかには近藤社長(id:jkondo)へのインタビューもあるらしい(実は読んだことがないが)。それによって松永氏は稼ぎを得た。 松永氏が得た金額がどの程度なのか私は知らない。だが、金額の多寡は関係ない。このことは悪い言い方をすればはてなが松永氏の資金源になったとさえ表現することができるのである。 松永氏は「一連の疑惑について」で次のように述べた。 現在、私は純粋に自分の生計を立てるために働い
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