報告書類提出遅れに関するトラブルによりNASDAQから警告を受け、IT業界を代表する企業が短期間に次々と上場廃止の危機に見舞われている。米Appleが8月中旬に同問題からNASDAQにより警告を受けていたことを報告したことを皮切りに、今度は9月21日に米Dellが同様の問題で警告を受けたことを報告、さらに同日に米Novellも警告を受けたことを明らかにした。通常、上場企業は四半期ごとの米証券取引委員会(SEC)への決算報告を義務付けられており、提出が滞ると警告のうえで上場廃止の可能性も出てくる。今回、これら3つの企業にいったい何があったのだろうか。 一連の上場廃止勧告問題のきっかけとなったAppleでは、その理由をストックオプションの不正付与の関するSECの調査のために提出が遅れたと説明しており、すでに決算前の段階で書類提出の遅れから上場廃止勧告が来ることを告知している。Novellも同様