世界的な船の祭典である「モナコ・ヨット・ショー」で発表された超巨大ヨットが話題だ。現在はまだ設計段階のようだが、未来の海上生活を提案するものとして早くも注目を浴びている。 11戸の居住施設、4カ所のヘリポートのほか、プールやレストラン、バー、お店などを備えたこの巨大な建造物は、もはやヨットや船というよりもひとつの町である。これは、イギリスの船舶デザイン会社であるBMT Nigel GeeとYacht Island Designの2社による共同事業で、その名も「プロジェクト・ユートピア」だ。 海面から65メートルほどの高さに出現するこのユートピア(理想郷)には、360度見渡せる展望デッキなどもあり、大パノラマのオーシャンビューが見放題。悪天候による高波などのときにも安定するように設計されており、雨天用には伸縮自在の屋根も取り付けられているという。 設計担当者によると、「このユートピアは、移動