ミュージック・マガジン誌での名物連載「クロス・レヴュー」を、コーナーができた1981年から1989年までそのまま収録したものです。毎月7枚のアルバムを、4人の筆者が10点満点で採点して論評するというもの。この形態はゲーム雑誌などでも見かけますが(むしろそっちのほうがいろんな意味で有名ですが)、オリジナルはこっちです。もっとも、こっちも連載開始時に「『シティロード』の真似です。ゴメン」と白状していますが。 さてクロスレヴューの名物と言えば、編集長だった中村とうようの歯に衣着せぬ評。平気で2点3点という低評価を連発し、伝家の宝刀「0点」もしょっちゅうでした。有名なところではパブリック・エネミーに2作連続0点をつけたり、トム・ウェイツに-10点などとありえない点をつけたり。せっかくなので、その0点つけられたレコードを抜き出してみましょう。なんか趣味悪いな。なおタイトル等は当時の表記に従ってます。
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