愛知県蒲郡市の市立中学校で、男女9人の生徒が1人の男子生徒を対象に「自殺に追い込む会」をつくり、悪口を言っていたことが12日明らかになった。市教育委員会と学校は生徒への聞き取り調査でいじめがあったと確認し、生徒に指導。加害生徒と保護者は今月上旬、個別に被害生徒に謝罪したという。 市教委によると、今年3月ごろ、被害生徒と同じ部活動の同級生が約20人に携帯メールで会の結成を呼びかけ、8人が加わった。被害生徒に対し、個別に「キモイ」「ウザイ」と言ったほか、自宅前で「死ね」と叫んだ生徒もいたという。 別の生徒が6月下旬、教師に知らせ、学校側が生徒にいじめをやめるように指導した。学校は今月上旬の学年集会で経緯を説明し、命の大切さや携帯電話の使用などについて注意したという。 市教委学校教育課の小田高久主幹は「部活動での人間関係のこじれが原因とみている。対応には被害者の生徒、保護者も納得していただいたと