産経抄は「ロンドンテロ」で「英国人の『やせ我慢』は筋金入りである.二度目の同時爆破テロでもうろたえない」。第二次世界大戦のドイツ空軍機によるロンドン爆撃で,「大破した百貨店は『入り口を拡張しました』と張り出したそうだ。…じっと我慢のジョン・ブル魂である」と書いた.ロンドン空襲で市民が一致団結してこれに耐え,ついにヒトラーに空襲を断念させた事は有名だが,それにはチャーチルという傑出した指導者がいた.今回のテロに対しても,市民が動揺することなく,粛々と行動している姿は,まさに『ジョン・ブル魂』の現れであろう. アングロサクソンは,最悪の状況下でもユーモアを忘れない,といわれる.今回の地下鉄爆破時でも,片足を吹き飛ばされた負傷者が,担がれながらトンネルを歩いている時,「これでパラリンピックに出る事が出来る.パラリンピックに出るのが夢だったのさ」と言い、片腕を失った紳士は,自分の衣類を引き裂いて出