数あるエンタテインメント産業の中でも、市場規模が約20兆円と非常に大きいパチンコやパチスロ。多くの人が楽しんでいる一方、射幸心をあおったり、不透明な資金の流れが指摘されるという悪いイメージもある。 技術の進歩とともにその形を変えてきたパチンコだが、液晶画面の導入によって、アニメやゲーム関連企業も開発に加わり、多くのヒット作品も生まれるようになった。その版権料がアニメ新作の資金源となったり、パチンコとコラボすることでプロモーションに役立てたりする例も増えている。 そんな現代のパチンコ産業の先端研究者であるのが、エンタテインメントビジネス総合研究所の藤田宏社長だ。同氏はアクセンチュアでのコンサルティングを経て同研究所に移籍し、パチンコ業界の調査・コンサルティング・人材育成業務に携わっている。11月28日にデジタルハリウッド大学で行われた公開授業で、藤田氏は“遊技機”から“メディア”へと変わりつ